リアカメラは車内と車外どちらがいいか?

ミラー型ドラレコのリアカメラを設置する場合、車内と車外のどちらがいいのか?とよくご質問を頂きます。

まず大前提として、車内設置は初心者でも簡単にできますが、車外設置は手間がかかり難しいことが多いです。
初心者が自力で設置するならほぼ車内設置一択。自分で車をよく整備する方や設置業者さんに依頼するなら車種にあった設置を行いましょう。

その上で、車種によりどちらが向いているかは異なります。それぞれのメリット・デメリットをまとめると下記のとおりです。

車内

メリット:設置が楽、雨天時もリアワイパーがあれば視界良好
デメリット:リアガラススモークの濃さや色に映像が影響される、強く寝たリアガラスには向かない、ワイパーがないと雨天時に見にくい

車外

メリット:リアガラスの色や形状に依存せず設置できる
デメリット:設置が大変、位置が低いと後方車のヘッドライトで白飛びする、雨天時に見にくい場合がある、洗車機に入れるとレンズが傷む

下記にそれぞれ解説します。また末尾に車内と車外で設置テストを行う方法についても説明します。

車内設置向きの車種

下のような立ったリアガラスの車種では、車内設置をおすすめします。比較的強めのスモークでも問題ないことが多いです。

ミラー型ドライブレコーダー リアガラスに設置

ただし雨天時はリアガラスの水滴がじゃまになりますので、ワイパーが届く位置に設置しましょう。このようにすると、雨天時でも非常に鮮明で明るい後方視界が得られます。
リアワイパーがない場合は、ガラスコーティング剤を塗ってできるだけ撥水させるようにしてみてください。

またスモークフィルムが濃く暗く映る場合も、カメラの周辺だけフィルムをくり抜くことで改善できます。

なお車内設置の場合は、必ず専用のブラケットでリアガラスに直接貼り付けるようにしてください。たまにガラスに直接貼るのを嫌って室内天井部等に取り付ける方がおられますが、その場合はリアカメラとガラス間の距離が大きくなるため、下記のリアガラスが強く寝ている車種の場合と同様にあまり良好な映像が得られなくなります。

またリアガラスの汚れは画質の悪化に直結します。特に夜間に光が拡散するように見えたらリアガラスが汚れています。カメラ周辺部だけでもまめにガラスの表裏両方を拭いてきれいにしましょう。カメラレンズも製品付属のクロスで拭いてきれいに保ってください。

車外設置向きの車種

下写真のようにリアガラスが強く寝ている車種では、車外設置をおすすめします。

このように強く寝ているリアガラスで車内に設置すると、リアガラスからやや距離ができてしまうため、リアカメラ映像に内装も写ってしまいます。

このためリアカメラのセンサーが、明るい車外と暗い車内のどちらに明るさを合わせるべきか判断がつけにくくなります。この結果、映像の明るさが頻繁に変わりがちになります。

また角度がついているぶん、リアガラスのスモーク色もカメラから見た場合に相対的により暗く見えてしまいます。このため全体的に暗い映像になりがちです。

ただしこれは個人の許容範囲によるところも多いため、いったん簡単な車内設置を行ってみて、ご自身の目で見え方を一度確認することをおすすめします。
このような車種でも車内設置で問題ないとされている方も多くおられます。

「ミラーカム」シリーズは車内用と車外用の両方のブラケットが添付されていますので、いったん車内に設置した後に車外に付け直すことは問題なくできます。

車外の設置位置 

なお車外に設置する場合は、ナンバー上に設置するケースが多いのですが、できるだけ高い位置に設置するのがおすすめです。

なぜかというと、ナンバー付近だと夜間に後方車両のヘッドライトを直接浴びる位置になり、映像がホワイトアウトしてしまう場合があるためです。

ただしこの点についても、許容範囲かどうかは人により大きく変わります。そのようなものと思って特に気にされない方も多いです。実際のところ、通常のミラーでしたら夜間のヘッドライトは直視することもできないほど明るいため、それに比べればかなりましとも言えます。

上記写真の通りヘッドライト直射を浴びてもソフトウェア処理によりナンバーはきちんと撮影できています。肉眼ではこのような状況では何も見えません。まぶしく感じますが実際には液晶バックライトの光量だけですから、スマホを暗闇で見ているのと同じで、本体の輝度調整で明るさは調整できます。

このホワイトアウトを防ぐため、車外設置の場合はできるだけ高い位置、特にリアスポイラーの下に付けられればベストです。ただしこの場合もスポイラー部にハイマウントストップランプがあると、ブレーキ時にストップランプの光が写り込んでしまう場合がありますので、ご注意ください。

他にリアカメラを上下反転させてルーフトップに設置する方法もあります(ミラーカムPro MRC-PRO1/Gは上下反転設置に対応していませんのでご注意ください)。またこの場合は車の直下が見えにくくなりますので、駐車時バックカメラとしての利用がしにくくなります。

ガラスコーディング剤、洗車機 

車外設置の場合、カメラのレンズ部にガラスコーティング剤を塗ることで、雨天時のレンズの撥水が期待できます。ただしコート剤は、洗車や指で触っただけでも剝がれてしまうことが多いのでマメに塗り直しが必要です。
また前述のナンバー上やリアスポイラー下ですと直接雨がかかりにくく、雨天時も安定した視界になりやすいです。

なお車外設置ではできるだけ洗車機の利用は避けてください。どうしても洗車機を使いたい場合は、リアカメラ特にレンズ部をガムテープ等でしっかり保護してから行ってください。ミラーカムのリアカメラは防水仕様ですが、洗車ブラシが強く当たると浸水または本体やレンズに傷が付くするおそれがあります。

洗車機ブラシの細かな傷はレンズをすりガラス状にしてしまうため、特に夜間の光が乱反射して拡散するようになってしまいます。レンズの細かな傷は肉眼では分かりにくいのですが、レンズを指で触った場合につるつるではなくギシッとする感触になっていたら、細かな傷がついている可能性が高いです。ただしもしそのようになった場合も、前述のガラスコーディング剤を塗ると軽減される場合もあります。

補足:オープンカーの場合

オープンカーの場合は構造上、車外設置が基本になります。
ただ上記のホワイトアウトを減らすため、車内のシート上部やロールバーに設置されている方もおられます。この場合も、前述したとおりできるだけリアガラスに近い位置に設置することをおすすめします。
また車種によっては車外のリアトランク部分に上下反転設置(ミラーカムPro以外の場合)することもできるでしょう。

なおオープン時にスクリーンが見えるかという点ですが、ミラーの角度を正しく調節すれば、十分見えるという声が大半です。
ただし時間帯(太陽の位置)によってはさすがによく見えないという時もあると思いますが、その時は本体下のボタン短押しで、スクリーンを消灯して普通の鏡状態にして使うのがおすすめです。

またDIYでスクリーン部をダッシュボードに設置することも可能です。ダッシュボード設置なら既存ミラーを生かしたままでミラーカムの広い後方視界も同時に確認することができます。

設置テストを行う場合

基本的な考え方についてはこれまで説明した通りですが、判断がつけにくい場合は実際に車内、車外の両方につけてテストすることをおすすめします。

車内の設置テストは、リアガラスに貼りつけるだけですから非常に簡単です。テスト時はケーブルの内装埋め込みも必要ありません。

車外の設置は大変に思えますが、テストと割り切ればさほど難しくありません。例えばハッチバック車でしたら、下のようにハッチバックの下にそのままケーブルを通してしまうこともできます。ハッチバックドアが当たる個所は通常はパッキンがありますので、開閉をゆっくり丁寧に行えばケーブルが断線するようなことはありません。実は当社でもテスト時はこのように簡易的に配線して行っています。(ただし断線のリスクはありますので、ハッチバックの開閉はゆっくり丁寧に行ってください)

なおテストで一度貼り付けたリアカメラブラケットをはがす際は、内張りはがしを使い、両面テープを端からゆっくり丁寧にはがしてください。手で強引に引きはがすとブラケットがゆがんでしまい、再利用できなくなってしまいます。